シャポログ

スマホ (USB) で動くプラズマアークライター

概要

スマホの USBポートからの電力供給 (OTG) で動くプラズマアークライターを 作ってみました。

実用性があるのかというと微妙ですが…普通の着火器具には燃料切れや電池切れが ありますが、毎日充電するスマホの電池を切らすことは滅多にないので、 そういう意味では「持ってればいつでも使える」と言えるかもしれません(強引)。

動作の様子

電流制限しているので市販のプラズマアークライターに比べると非力ですが、 ロウソクや紙に火を付けることはできます。

トランス

プラズマアークライターには点火用のトランスが必要ですが、小型のものが AliExpress や Amazon で手に入ります。

勝手にピン番号をつけましたが後の回路図と対応づけるためで、正式なものではありません。

  1. (細い線) フィードバック出力
  2. (細い線 + 太い線) 電源
  3. (太い線) 駆動入力
  4. 高圧出力
  5. 高圧出力

OTGコネクタ

スマホから OTG で DC 5V の供給を受けるには Type-Cコネクタの CC ラインに 5.1kΩのプルダウン抵抗が必要です。

自分で実装してもいいですが、Amazon に OTGケーブル自作用のキット?が 売られているので、それを使うのが簡単です。

Amazon.co.jp: Cablecc 5個/ロット DIY 24ピン USB Type C USB-C オス OTG ホストタイプ 5.1k 抵抗器 ブラックハウジングカバー付き : 家電&カメラ

回路

普通のブロッキング発振回路がベースですが、消費電流を USB の 500mA 以内に 収めるために R5 で電流検出し、Q2 で発振を制御しています。

手元の実験ではこれで 430mA 程度の消費電流になりました。

製作

コンパクトにしたかったので、ちょっと無理矢理ですがユニバーサル基板に 両面実装しました。トランスと Type-Cコネクタは後でエポキシ樹脂で固定しました。

電極の先端はニッパーで斜めに切って尖らせておくと放電しやすくなります。 放電距離は非常に短い(1~2mm?)ので、ギリギリまで近づけておく必要があります。

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